
熊本県で行なわれた記念すべき第1回密会。
聖子さんのF.C.を「水密桃(すいみつとう)」と言い、一般的には会員と呼ぶところを「桃員(とういん)」と呼び、その桃員の集いを「密会」というのです。よく復習しておくように。
その記念すべき第1回の密会が平成11年11月11日に壱之倉庫というところにおいて、111人限定で行なわれたのです。徹底的に1にこだわっています。
まずは「壱之倉庫」を説明しておかないと、なんの事だか見当がつかないでしょう。自分も最初に案内状を見たときには、1にこだわったのだろうけど「倉庫」でライブなんてすごいじゃん、て、瞬間感じました。
きっと航空自衛隊の格納庫みたいなところに、ビールケースひっくり返してベニヤ板敷いて座席作ってやるんかな? なーんて思っちゃったぐらいです。
しかし、ちゃんとビアレストランと書いてあって、いただいた資料によると…
壱之倉庫は文久元年、山鹿市上町という土地に、造り酒屋の仕込み蔵として建築されて、のち、大正の始めに製糸会社に買い取られたそうです。熊本県の養蚕地帯のシンボルだったこの繭の一番倉庫(=壱之倉庫)を、1987年に熊本市内へ移築復元したもので、現在はビアレストランになっている...という事だそうです。
文久元年って西暦何年だかわかりますか? 1861年なんだってさ。まだ生まれてないなー。自分はこの111年後に生まれる。おっ、ここにも111…
そんな神奈川県から遠い熊本まで聖子さんを見に行こうと思ったのは、自分にとって1番最初のライブになるから。そうそう、聖子さんに初めて生で目にしたのは、たしか1の日だったよなーと、のちのち年老いてアルツハイマージジイになっても思いだせるし、いい記念にもなる。徹底的に1にこだわったのです。
さて、ドキドキしながら会場へ行き、中へ入ろうと入口をくぐりぬけます。
が、緊張のあまり敷居を頭にヒット。中身はカラだからいいんだ。ちょっと早い除夜の鐘だと思って。
壱之倉庫は古い造りだけあって天井がすごく高い(けど入口部分は低い)。しゃれた木の長机があって、雰囲気は落ち着いていてとてもよか。
なんと、席はステージの目の前どまん中。しかもめちゃくそ至近距離。首を延ばせば届きそう。ヌーッ。いやーすごい。ますますます緊張してしまうじゃないかい。
約1時間ぐらいは飲食の時間。壱之倉庫のおいしい料理をガツガツ、ビールをゴクゴク。プハーッとな。
さて、そんなことをしているうちに、アコースティックギターが響き、聖子ちゃんご登場の時間に。
ドキドキドキドキ。一体どこから? おっ。中二階というのか、ジェシーが住んでる様なところ、と言えば「フルハウス」を見てる人ならニュアンスをつかんでくれるかな。そこかららしい。
すてきなバラード「月桃(げっとう)」を歌いながら、ゆっくりと階段を降りてくる聖子ひゃん。
初めて見る聖子さんだー。うひゃー! ドキッ ドキッ ドキッ ツー(心臓停止)。なんかこう宙に浮いちゃう感じ。はー予想していたよりも小さくてかわいいなあ。きれいな声だー、おーこんなに間近で見れる(ら抜き言葉)なんて。しあわせだなぁ(加山雄三風)。たーまんねぇー。
今日はアコースティックギターと、キーボードではなくて、ピアニカという、本当にアコースティックな演奏。このあとは、カーペンターズの曲などを披露してくれました。
途中、サポートミュージシャンの方々も歌を披露。熊本弁の曲もあったかな。
祝電の披露で国会議員、小泉純一郎氏から来ていてビックリ。なんと桃員なんだそうだ。
アップテンポな曲を途中おりまぜながら、素晴らしいバラード曲「会いたくて」に。やっぱり生できくと、その良さも倍増。どうしてこんなにきれいな声なんだろう。クリスタルボイスってこのことをいうんだろうなあ。
中盤にはお母様の坂本スミ子さんも登場して熱唱してくれました。すごい声量。この密会のために作ったという曲を親子でデュエット。母と娘って画になります。
坂本スミ子さんは11月10日生まれ。ということで、会場にいる11月うまれの人を一緒にお祝いすることになったのでした。
はい、そうです。実は自分もそのうちの一人。聖子さんが飾り付けた紙コップにシャンパンが注がれたものが会場に配られ、♪Happy Birthday to Youを聖子さんが歌ってくれて、全員で乾杯をしたのでした。
こーんな幸せな誕生日があっていいのでしょうか。人生の折り返し地点を何年も前に過ぎ、あとは老いるばかりの自分だというのに、こーんな最高な誕生日があっていいのだろううか。いや、いいんだ。あー、生きてて良かった(涙)。
しかし、100コ以上の紙コップを飾り付けちゃうなんて、聖子さんもすごい。「みんなと乾杯したかった」と言っていたのを覚えていますが、その気持ちが伝わってきます。
そしてこの記念日に相応しい曲「ANNIVERSARY」で締めくくり。大好きな曲なだけにたまりません。本当に最高のANNIVERSARYな今日、心に残る一曲です。
アンコールでは、平成12(2000)年1月19日にリリースの新曲「DOOR」を披露。どこよりも早く新曲を生で聞くことができたのでした。
しっとりとしたバラードで、聖子さんの艶のある声にピッタリくる曲。こうして会場全体がいい雰囲気に包まれながらエンディングを迎え、まだまだ聞いていたいとみんなが感じていたと思いますが、夜も更け、大きな拍手に包まれ、記念すべき第一回の密会は幕を閉じたのでした。
出口では聖子さんが見送ってくれて、本当にド緊張のあまり言葉が出なくなりました。
時には静かに、そして、時にはググッと迫りくるような、気持ち良い伸びのある歌声を聞かせてくれました。まるで海の波のよう。あの小柄な体のどこからあれだけの声が出てくるのでしょう。とっても温かいムードで行なわれ、実力派シンガーの魅力を十分に味わう事ができた、素晴らしい密会でした。
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