ねごと・たわごと(平成18年)

日本の歴史を感じに(2)

平成18年12月11日

巣鴨拘置所 死刑執行跡地にて思うこと

(⇒前回からのつづき)

東池袋中央公園はサンシャイン60の横にあって、公園の傍らに「永久平和を願って」と刻まれた石碑があります。

ここはかつての巣鴨拘置所、通称、巣鴨プリズンの跡地で、昭和殉難者、所謂A級戦犯と呼ばれている7名の絞首刑が執行された場所です。

特に、今でも東條英機元首相に対しては蛇蝎の如く嫌悪する人が非常に多いのですが、処刑前に浄土真宗僧職、教誨師の花山信勝氏が聞き取った東條英機元首相の遺書などを読むと、東條英機元首相は語られているほど悪人には感じられませんでした。

きちんと自らの戦争指導者としての責任を痛感し、すべての責任をとって刑に処することが書かれてあります。また、世界情勢についても先見明晰です。

所謂A級戦犯と呼ばれている7名は誰一人として「自分に戦争責任はない」と語ったものはいません。反対に「自分に責任がある」と自らきちんと認めています。

国際法無視、何の権力・効力もない、全く無効である極東国際軍事裁判(東京裁判)で、一方的な戦勝者による「国際リンチショー」の餌食になってしまった7名、敗戦の批判はあっても、“敗戦罪”という罪はないし、落命する必要などないであろうに──── 

少なくとも、戦勝者からの裁判という見栄えだけは整えた集団リンチによって、他国の手により殺められる必要は微塵もなかったし、戦勝国にそのような権利も微塵もなかった。

単なる戦勝者の復讐心を満たすだけの究極のナンセンス、戦勝者による“裁判”という名を借りただけの卑怯極まる殺人行為であるにもかかわらず、それでも絞首を受け入れ、命を差し出した。

すべての戦争責任をとってです。

しかし、現代に生きる日本人はそれでも飽き足らないのでしょうか、日本人はこんなにも冷淡冷酷な人種なのか、と、思わずにはいられない発言が国会・左翼マスコミを中心に蔓延しています。

敗戦の責任を取って刑に服すると言い、毅然と絞首台に赴き露と消えた方々を、死人に口なしをいいことにGHQ気取りで、いや、GHQよりもさらに悪質極まる欠席裁判で、一方的に極悪犯罪人と裁いて罪を張り付け回り嬉々としている。

国会答弁を聞けば、本当にこの国の政治家なのかと問質したくなる輩が、聞いていて体中の血管がプチプチ音を立てて切れるような、狂牛病も真っ青な脳ミソスカスカの頓珍漢発言を繰り返しています。

絞首刑に処された後、所謂A級戦犯は国内的には犯罪者ではない、という国会決議がなされ名誉が回復されているというのに、まるで中国人のように墓を掘り返し徹底的に破壊するかのような残虐さでもって、死人に鞭打つ。

特に、民主党の岡田克也議員は今国会で「A級戦犯は国内法において犯罪者である」と断罪、この放言は看過できません。

自民党の加藤紘一議員も同様の思考回路の持ち主で、事務所が放火される程度ですんで有難かったと思え!と怒鳴りつけてやりたい。菅直人や鳩山由紀夫しかり。度し難いものばかり。

国会議員がこんな無智無恥では情けない。『私は憎きA級戦犯を徹底的に叩きのめす正義の見方』とでも思っているのでしょうか。単にオナニー行為に耽って自己陶酔、実に空虚で愚の骨頂です。

当時を生き戦火を潜り抜けた方々が、所謂A級戦犯に対して憎悪の感を抱き批判したくなる感情はよくわかります。私はそれを止める気はありません。そうあって不思議ではありません。

しかし、自分の票稼ぎ、人気取りのためだけに、そういう方の感情を巧妙に利用し、私はそうして苦労してきた方々の見方ですと言わんばかりに偽善者ぶり、最も許しがたい事実を捻じ曲げてまで死者を断罪するとは、なんたる破廉恥で卑怯者。

虫唾が走ります。

所謂A級戦犯は批判はされてしかるべきだと思いますが、断罪されるいわれは全くない。現在に生きる者が、国会という公の場で、一体なんと言う法律に照らして死者に対して「犯罪人である」と断定・発言し“判決”を下すのでしょうか。そんなことが許されるはずがありません。

真実を知れば知るほど、私は昭和殉難者の方が本当に不憫で不憫でなりません。これでは全くうかばれませんし、ご遺族の方の心中は如何許かと思うと悲しい気分になります。

戦争を経験したことのない戦後世代は、明日にも、いや、今にも死ぬかという危機に晒されることなく、闘うことも無く、安寧平穏な日々を享受しておきながら、この日々を作ってくださった方々に対して恩知らず恥知らず、唾を吐きかけ足を向けて寝る無礼さ。

どこまで上段に構え、椅子にふんぞり返り、傲慢になれば気が済むのでしょうか。

昭和殉難者である7名は、恐らく泉下でも心休まることなく、悔しく歯軋りされているに違いありません。

この石碑を前にして「どうぞ安らかにお眠りください」と言うのも躊躇してしまいました。なんと言っていいのか、何か訴えかけてくるものが非常に強力であまりにも重たく、精神軟弱の私にはその壮絶な重圧感に、ただただ無言で静かに手を合わせ、頭を垂れることしかできませんでした。

いつかは私は、伊豆山興亜観音、三ケ根山殉国七士廟も訪ねたいと思っています。(⇒つづく)

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我が家のニホンアマガエル

毎年、我が家の庭やベランダに、ひょっこりとやってくるかわいいニホンアマガエル。その姿をデジカメで撮影してみました。ヘタクソですいません。

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