このコーナーは平成17年2月初旬から休止しておりましたが、11月下旬から再開をいたしました。
休止期間中にも世間の動向等、いろいろ感じる出来事などはあり、記録にとどめておりました。現在、それらを徐々に公開しております。
そのため、今頃こんなことを書いているのかと思われると思いますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
国谷横山さんお忙しいところありがとうございます
横山教育長はい、どうも
国谷国歌斉唱の際、国旗に向かって立つという事そのものに対して、なぜ言わば強制までして徹底を図ろうとされているのでしょうか?
教育長えっと、まず最初にですね、これだけは申し上げておきたいのですが、最近近頃ですね、学力低下の問題と絡んで、学習指導要領という言葉がよくまあ耳にされると思うんですが、実はその小学校、あるいは中学校、高等学校で、その児童生徒に教えるべき最低限の内容というのはこの学習指導要領に書かれているわけで、示されているわけで、しかもその学習指導要領というのは法規性を有する、要するに法的性格をもっているわけですね。
そうしますと、教育公務員である教員には今申し上げたような学習指導要領を踏まえて、入学式や卒業式の国旗国歌の指導を行う、ま、この責務があるわけでございますね。
ちゃんと職責を果たしている教員の皆さんにとっては、確かに不本意なことでございましょうけれども、まあ、ごく一部とはいえ、こうした不適切な実態がありますことから、まあ、入学式や卒業式を適正に実施するために、教員… 校長がですね教職員に対して職務命令を行っていると、こういうことでございます
国谷国旗国歌法が法制化された時に、教育現場での強制は しないと言うことを国は繰り返し答弁しているんですけれども、どうなんでしょう、この国のその姿勢と都教育委員会の行ってらっしゃることの矛盾はありませんか?
教育長法規性を有する学習指導要領には、一応書かれている、定められているわけですね。学校教育の中で行っていることですから、それが強制、強制云々という話ではなくて、あくまでも学校教育の中で、教育課題の一つとして、やっぱり考えるべきだと思っていますがねぇ。
国谷つまり内心でどのようなことを思っていても、形としての儀式は整えたいと言うことですか?
教育長そこまで言うとですねえ(苦笑)、例えば内心ていうのは、これはもう最近の??????でも内心が内心である以上これは当たり前のごとくそれは自由です、これは。
しかし、実際に学校行事における、卒業式あるいは入学式という、そういう場で、その内心が表にあらわれて式典を阻害するような行為があった場合に、そこまで自由ということはないと思いますがね。
国谷うーん。あのーどうなんでしょう、教師の方々への指導を強めてらっしゃるわけですけれども、この先、生徒への指導も強化されるお考えでしょうか?
教育長私どもは生徒がそういう式典で自分の意思で起立しない事を故を以って教員を処分したことはございませんので、あくまでも教育公務員としての教員の姿勢について問うてる訳ですから。
国谷そうすると国歌斉唱の際には、確認ですけれども、生徒達に立つことを指導することはしないということですね?
教育長いや、国旗を尊重する態度を育成するというのは、どういう意味かというのは自ずからわかると思うんですが、例えば、いかなる場合でもですね、そういう式典の中で、国歌斉唱時というのは、あの普通は、普通の常識から言ったら起立するもんじゃないんでしょうかねえ。尊敬するなら、敬意を払うという事は。そういう指導をしていただきたいと、こう申し上げているわけです。
国谷はい。お聞きいただきましたように横山教育長は学習指導要領で定めていることから職務命令を出して徹底するのは当然と繰り返し強調していました。ここからは首都圏放送センターの阿部記者と共にお伝えしてまいります
国谷国は強制はしないとしているわけですけれども、なぜ都教育委員会は教師の方々から見て、言わば強制と思えるような強い姿勢で徹底しようとしているのですか?
阿部千恵子記者はい、教育委員会では、今の学校現場って言うのはですね、自由や権利が重視されすぎていて秩序が欠けていると考えているんです。
厳粛であるはずの卒業式で多くの先生や生徒が立たない学校があった、そういったことがですね、その象徴で、学校が異常な事態にあるとしているんです。
そこで職務命令を出してでも、国旗国歌の徹底を図っていくということが、学校現場の秩序の回復につながると考えているんです。
国谷立つことに対して抵抗は無くても、職務命令を出されて立つことに対しては違和感を覚えるという方いらっしゃいましたけれども、やはり何か押し付けられてるという気分が強いんでしょうか?
阿部そうですね。あの現場の先生達を取材しますと、やはり国旗国歌そのものに対する考え方というのは非常にさまざまなんですね。
ただ、処分を伴う命令というやり方については反対だという人がほとんどでした。
その理由としてはですね、学校は多様な考え方を教えて、生徒に判断する力、それをつけさせる場なのに、一方的な考え方を押し付けるようなのはおかしい、というのが、それが多く聞かれましたね。
国谷深川高校では先生方全員立ったということなんですけれども、まああの、学校全体、東京都立高校では50人が処分を受ける見通しだということですけれども、どんな処分になるんですか?
阿部あのー、今週にも都教委は処分を言い渡す方針なんです。今回初めて立たなかった先生は、戒告の処分となる見通しなんですが、去年に続いて立たなかった先生はより重い減給の処分になると見られます。
この問題は国旗国歌の議論、国旗国歌の是非についての議論というよりも、処分を伴う命令というやり方が教育現場になじむのか、そういったことが問われていると感じました。
国谷国旗の掲揚、そして国歌の斉唱を巡って揺れる教育現場からの報告を今夜は阿部記者と共にお伝えしました。クローズアップ現代、今夜はこれでお別れです。