このコーナーは平成17年2月初旬から休止しておりましたが、11月下旬から再開をいたしました。
休止期間中にも世間の動向等、いろいろ感じる出来事などはあり、記録にとどめておりました。現在、それらを徐々に公開しております。
そのため、今頃こんなことを書いているのかと思われると思いますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
まずはこちらの東京都教育委員会のウェブサイトをごらんください。
NHKの(一応)看板番組である「クローズアップ現代」が、3月28日の放送で反日思想丸出しの極悪偏向番組を放送しました。
私もこの番組は見ておりました。非常に偏った内容であり、これが日本の公共放送なのかと怒りを感じます。極悪です。都教育委員会がNHKに対して申し入れを行うのは当然だと思いました。
では、まずどんな内容だったのか見ていきたいと思います。すべてを文字に起こしますが、長くなりますので、何回かに分けます。
ナレーション都立高校の卒業式では必ず掲げて先生は立って歌うよう命じられます。徹底を求める東京都教育委員会の通達、従わない先生は処分されます。一方的な考えの押し付けだと戸惑う学校現場。今、卒業式で何が起きているのか、国旗国歌を巡る現場を追いました。
国谷裕子日の丸が日本の国旗、そして、君が代が日本の国歌だととして、法律で正式に定められたのが6年前のことです。
国旗・国歌法の法制化の過程で、国会では、教育現場で国旗の掲揚と国歌の斉唱の指導が強化され、憲法で定められている良心や思想の自由が損なわれるのでは、という質問が繰り返し行われました。
これに対し国は、国民に義務化しない、そして、
教育現場で強制しないと表明しています。この問題について、学習指導要領では、入学式や卒業式などにおいて、国旗の掲揚と国歌の斉唱を行うよう指導する、としているんですけれども、どこまで教育現場で強い指導が行われるべきなのでしょうか。
東京都教育委員会は一昨年の秋から卒業式などで都立学校の先生に対し、国歌斉唱の際、国旗に向かって立つよう求めています。
校長が一人一人の先生に対し、職務命令という形で命令を出し、従わない先生に対しては地方公務員法に違反したとして処分を行ってきました。処分を受けた教師の数は去年243人にのぼっています。
なぜ、都教育委員会は処分を伴う職務命令まで出して、国旗国歌を徹底させようとしているのでしょうか。今年の卒業式までの教育現場を取材しました。
ナレーション去年10月、都立深川高校の創立80周年式典です。都教委はこの式の直前、国旗国歌の徹底について新たな方針を打ち出しました。先生に立つよう命じるだけでなく生徒への指導も求めたのです。
式典に取材が集まりました。学校は混乱の恐れがあるとして撮影を認めませんでした。
(当日の式典会場の音声)「国歌斉唱、皆さま御起立ください」
式典の様子は会場から漏れてくる音でしかうかがうことは出来ませんでした。
(君が代流れる)
先生たちはどのように対応したのでしょうか。
都教委はこの通達によって国旗国歌の徹底を命じています。
先生の服装、生徒が座る向き、演台の位置にいたるまで細かく決められています。都立の学校すべてに、式典でこの内容を厳密に守るよう命じています。
250あまりの都立の学校を管理する東京都教育委員会。都教委は今の学校現場には秩序が欠けているとしています。都教委は国旗国歌を尊重させることで学校現場に秩序を取り戻そうと考えています。
(1月4日 東京都教育委員会仕事始めでの教育長挨拶場面)
横山洋吉教育長「まあ少なくとも今の東京の教育、学校教育の現状を見ますと、国旗国歌の問題一つをとっても土台が崩れている。まずこの崩れた土台を修復しないことには、その上に堅牢な建物を建てるわけには行かないわけで、そういった意味では、今年も皆さん方と共にですね、かなりの努力を要する年になるんだろうと」
ナレーション今年の卒業式で通達の内容をいかに学校現場に徹底させるか、都教委の担当者が検討を重ねました。生徒への指導をどう進めるか話し合われました。
(都教委 高校担当者会議での委員の発言)「この国旗国歌の内容については難しい話ではなくて、社会におけるマナーという視点から子供たちを国旗国歌についての意義を唱えていくと」
ナレーションさまざまな議論がある歴史的背景には踏み込まず、あくまでマナーだとして生徒を指導しようというのです。
都教委 賀澤恵二課長「これは生徒に対する指導が、やはりまだまだ、おっかなびっくりのところがあるんじゃないかと。いいですか。子供たちに対する指導をさまざまな機会を通じて適正に行っていただきたいと、このことを全校長に伝えてください。」
ナレーション都教委が国旗国歌を学校現場に徹底させる仕組みです。
都教委の通達はそれぞれの高校の校長に対して出されます。校長はその内容を職務命令にして、先生に言い渡すことになっています。校長の命令に従わない先生は地方公務員法に違反したとして、都教委から処分されるのです。
阿部記者80周年式典で撮影を認めなかった深川高校です。去年は先生二人が処分を受けました。今年の卒業式にどう臨むのか、取材を申し込みました。3ヶ月間の交渉の末、混乱しないよう配慮することを条件にカメラを入れることが出来ました。3年の担任で、卒業生を送り出す先生たちに話を聞きました。
坂本千明先生、世界史の担当で生徒に戦争と平和の歴史について教えてきました。処分を伴う国旗国歌の徹底は、学校現場から自由な意見を奪うと反対しています。
坂本教諭「まあよくいう内心の自由みたいなもんが、それぞれにこうあるんじゃないかっていう、あるんじゃないですか。そういうことはなんかこう、とにかく自由になんかものが言えない? それはなんかすごいイヤですね。こういうこと言ったら処分の対象になっちゃう、こういうことしたら処分の対象になっちゃう、そういうこと考える自分がいやじゃないですか。」
阿部記者英語を教える鈴木久実先生です。これまで国旗国歌の問題に特にこだわりをもっていませんでした。しかし一つの考え方を押し付けるようなやり方は納得できないといいます。
鈴木教諭「いろんな子供がいるじゃないですか? だからいろんな子供に対応するためにいろんな教員も必要なんですよね。だから画一的なものだけでぇ、は、やっぱり現場はいきないと思いますよ」
阿部記者体育の布施典子先生。国歌斉唱の時、立つつもりです。しかし、命令で縛られた卒業式が生徒のためになるのか疑問だといいます。
布施教諭「国のために卒業するわけじゃないし。ね。深川高校を卒業していくんだから、校歌歌い、自分たちが歌いたい歌を歌い、まあ、先生たちありがとうって言って、行けばいいと思うのにぃ、どうして????????してくれないのかなぁって感じです。」
阿部記者卒業式の国歌斉唱で、ピアノ伴奏を命じられる先生もいます。音楽の白坂裕子先生です。音楽は心から楽しむものだと、生徒に教えてきました。命令で強いられてピアノを弾きたくはないと思っています。
白坂教諭「少なくとも私が強制されていてヤダと感じているものを、なかなか生徒に? 伝えることはできないなあ、っていう感じですよね。じゃあ、愛国心無いのかなんて言われるかもしれないけれど、私はだから日本という国は、それは自分のやり方では愛してますよね。だけど、この強制っていうやり方、しかも、学校現場で強制っていうことには、どうしても馴染めないです。」