イラク戦争が始まってから1年半以上が経過しました。私はイラク戦争開戦時、イラク戦争を支持する、と、このウェブ上で述べました。
しかし、それは大きな誤りでした。
イラク戦争開戦の大義名分だった「大量破壊兵器」が無かった事がわかったからです。ブッシュ大統領は一体何を根拠にイラク戦争の開戦に踏み切ったのでしょうか。
大量破壊兵器が保有されていると判断して開戦したのですから、大量破壊兵器がなかったとわかった今、なぜいつまでもイラクに駐留させておくのでしょうか。
私は大量破壊兵器が保有されており、イラクからテロリスト達に売却されている様な事があれば、これは世界を脅かす脅威になると考えていたため、予防的措置の開戦ならば構わないだろうと思っていました。
ところが、大量破壊兵器は存在しませんでした。これでは単なるイラクへの侵略です。ナンクセつけて脅かして拳銃を発砲する暴力団です。
国際法を完全に無視して開戦したアメリカはどう収拾を図るつもりでしょうか。
確かに、イラクは開戦の結果、フセイン政権が倒れ束縛から解放されました。それはそれとして結果的には良かったのでしょう。
ですが、でも、ですよ。でも、このイラク戦争の開戦理由は何だったのかをもう一度思い出してみます。
それは「大量破壊兵器の保有疑惑」であって「イラク民衆をフセイン独裁政権から解放する」という理由ではありませんでした。
「イラク民衆をフセイン独裁政権から解放した」と、イラクに「自由」と「解放」を与えてやったかのようにアメリカは言います。
大量破壊兵器は見つからなかったけれども、そのかわりイラク市民に自由を与える事ができたじゃないか。アメリカの言い分はこういう事でしょう。
バグダットが陥落しフセイン像が倒されるのを見て、私はイラク市民が解放されてよかったと思いました。
しかし、私はアメリカの罠にまんまとはまりました。完全に私が大バカ者でした。
大東亜戦争終戦から60年近くが経過しました。アメリカの戦法は今でも全く変わっていない事に気付きました。
勝者が正しい
この一言に尽きます。
このコーナーの9月12日付けで「南京大虐殺はこうして作られた」という本を紹介しました。その中で私は「東京裁判全てのやり直しを行って欲しい」と記しました。
理由は東京裁判が国際法無視で行われた戦勝国のリンチ裁判であるからです。この事は今や多くの研究者の間では常識です。
そして、日本は大東亜戦争後、GHQによって「日本が悪かったから第二次世界大戦が起きた」「原爆は戦争の早期終結に役立った」「アメリカが占領したから自由と平和が日本にもたらされたのだ」等と洗脳されました。
つまり、何でも日本が悪い、敗者が悪で勝者が正しいという事なのです。
勝者が行った事は全て正しく敗者の行った事はすべてが悪。そんなメチャクチャな事がありますか。しかし、今行われているイラク戦争は、過去の大東亜戦争と全く同じ事を繰り返しているようにしか思えなくなってきました。
つまり、アメリカにとって目障りな国は犯罪国家と決め、国際法を無視してでも徹底攻撃して叩き潰し、アメリカにとって使える国に作りかえるという事です。
アメリカが行っているイラク戦争は大東亜戦争と同じです。国連の承認を得ずに開戦に踏み切ったアメリカは国際法無視でそれこそ悪そのものです。
そんな事は棚にあげて、逆にイラクに「自由」と「解放」、そして「民主主義」を与えてやったと、多くの人達、特に日本では平和ボケサヨクがうっとりする言葉を並べあげて、本質(アメリカの悪事:国際法無視)を見えなくさせ、議論をかわそうとします。
そして、イラク市民には「アメリカ軍は正義の味方、イラクに自由をもたらした解放軍です。これまでのイラクは悪でした。アメリカの言う事は全てが絶対正しいのです。だからこれからは従いなさい」と洗脳し、アメリカの従属国を作ろうとします。
日本の場合はこれでGHQも驚くほど洗脳がうまくいったために、イラクでもこれが通じるのだろうと思っていたのでしょうが、結局反発を招いて泥沼化するばかりです。
それはそうでしょう。イラクには日本の天皇陛下の様な存在がいないからです。大東亜戦争後、日本国が内戦や暴動などがなく、穏やかに占領統治されたのはGHQが上手かったからではありません。天皇陛下の存在があったからです。
昭和天皇は開戦前から戦争回避を唱え平和を希求されていらした方です。その天皇陛下が終戦後に国民に呼びかけたからこそ、穏やかな占領統治が行われたのです。
ところが、イラクには天皇陛下のような存在がありません。荒れるのは当然です。アメリカの誤算です。
本来、国際社会から非難され、悪のレッテルを貼られるのはアメリカでなければならないのに、それを支持していた私は本当に馬鹿丸出しです。私はまんまとアメリカの罠にはまりました。情けない。
今更ですが、恥ずかしながらですが、イラク戦争に反対します。アメリカはとっととイラクから撤退しなさい。いつまでも「世界の警察」を気取っている場合じゃないでしょう。大量破壊兵器がないとわかった今、なぜイラクに駐留していなければならないのでしょうか。
イラクの今後はイラク市民が全てを取り仕切るのが当然で、アメリカが入る余地などないはず。「イラクを良くしてやるために駐留している」なんていうのは大きなお世話もいいところ。
私はイラク戦争反対、と態度を180度転換しました。ただ一言言わせてください。サヨクと一緒にしないで下さい。
サヨクが叫ぶ戦争反対は、意味も分からずに戦争反対と叫んでいるだけです。
サヨクは何の理念も無しに、「戦争反対」と叫べば平和が実現できると信じている念仏平和主義者ですし、「戦争反対」と美しい言葉を発している自分はなんてすばらしいんだろうと自己陶酔に浸っているだけで、パブロフの犬じゃありませんが「戦争」と聞けば「反対」と骨髄反射的に口から出てくるだけで何も考えていない単能ロボットに過ぎません。
ですから何度も言います。単なる脳内平和主義者のサヨクと同一視しないで下さい。
そして、私が反米に転じたのかと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが違います。私は変わらず親米です。親米だからこそ誤りに気付くよう進言するのです。
何でもかんでもアメリカのいいなりになるのはこれからは考えなくてはいけません。石原慎太郎氏の著作から言葉を借りれば“従米”はやめよう、という事です。
その為にはどうすればよいか。真の独立国家「日本国」になるためにはどうすればよいのか。それは簡単です。
アメリカから押し付けられた日本国憲法を改正し、自衛力、すなわち、真の軍隊を持つ事です。そして、きちんとした公教育を行い日本人としての強い意志を育てることです。
今、アメリカにべったりの“従米国家”になっているのは、アメリカに歯向かったら日本を守ってくれなくなるという危機感があるからのように思います。
ですが皆さん、本当にアメリカが日本を守ってくれると思いますか? 日本国の為に米兵が戦って血を流してくれると思いますか?
私も守ってくれるものだと思っていましたが違うようです。石原慎太郎氏の「亡国の徒に問う」を読んで知った事の受け売りになるのですが、尖閣諸島の中国上陸は今に始まった事ではなく以前からあった事だそうですね。
もし、日米安保条約が有効ならば、尖閣諸島へ中国が上陸した時にはアメリカが出てきて追っ払うはずです。ですがそうしません。そして、その件でアメリカのお偉い人が「そんな事は知ったこっちゃない」という主旨の発言をして更迭になったとか。
つまり、アメリカは日本を守る事なんて本気で考えてないということです。体面上は日本を守るためにとかなんとかいいながら日本に基地を展開させていますが、実はアメリカ本土を守るための防波堤にしか過ぎないのです。
日米安保条約というのは、日本を守るためにあるのではなく、結局、自分の国アメリカを守るためだけに日本の基地を使えるようにしただけの事に過ぎず、日本を守る為と言うのは、単なるリップサービスにしか過ぎないのです。
いや、米兵の中には本当に日本を守るためにと日夜訓練を積んでいる人もいるかもしれませんが、アメリカの国会議員はそんな事は考えてないのでしょう。
そういうアメリカに頼りっきりでいいのでしょうか。日米安保なんてお飾りにすぎないのですから、日本軍を持ち、在日米軍を無くし、自分の国は自分でしっかり守る、という意志・姿勢を内外に見せなければいけないと思いますよ。
そうすれば、アメリカに守ってもらうという意識は薄れ、なんでもかんでもアメリカに従う従米国家にはならないと思います。
その為には、おしつけ憲法を改正し自衛の為の戦力をしっかりと保持できる事を明記する事、そして公教育をしっかりとしたものにしなければいけません。
自国を守るためには他国に頼るのではなく、自分達でしっかりと、時には血を流す覚悟も無ければならない事をしっかりと教育し、国防・軍事に対する教育はしっかりと行わなければなりません。
何も私は大東亜戦争時の様な行き過ぎた軍国主義を目指せといっているのではありません。ただ今の様ななんでもかんでも「反戦反戦平和平和平和」と念仏のように唱えるだけの念仏平和教育では駄目だと言っているだけです。
もちろん他国を侵略する戦争はしてはいけません。しかし、自分の国を守る戦争、自衛の戦争は絶対にしなくては行けません。その事を小さいうちからしっかりと教えなくてはいけません。
そういう自分の国は自分で守る、そういう気概の様な、日本国家という背骨の様なしっかりした物が無ければ真の独立国家には成り得ないでしょう。そうした事からはじめないといけないと思います。
これには相当な時間が必要です。戦後60年でも未だGHQにとらわれたままなのですから、今始めたとしても、あと100年ぐらい経たなければ日本は真に再生できないのではないでしょうか。ですがやらなければ絶対にいけません。
あの、何度も言いますが、私は何でもかんでも反米しろと言っているのではありません。そして、軍国主義国家になれと言っているのでもありませんので勘違いなさらないでください。
特に「軍隊」とか「自衛隊」とかそういう言葉を見るだけで「悪」と骨髄反射的に思うサヨクの連中に言っておきます。ま、そういう「軍隊」=「悪」という骨髄反射を起こすのもアメリカの戦後洗脳の成果ですかね。
ところで、無知というのは本当に良くありませんね。私もこの数ヶ月間でいろいろな本を読んだからこそ色々と知り、気付かされ、今日書いたようなイラク戦争反対への意志転換が起こった次第です。
もし本を読まずにいたら、きっとまだイラク戦争を支持をしていたと思います。
何も今の私は無知ではなく、色々な知識を得たから優れているんだぞ、なんて事をいいたいのではありません。勘違いなさらないで下さい。
まだまだ私は未熟者、いいえ、きっとこの先ずっと未熟者であり、死ぬ直前まで勉強は必要だと感じています。少しでも自分を成長させたいのです。
読書の秋です。たまには図書館へ行くなどして、色々と多くの本を読んで、自分の思想の骨肉を鍛えてみてはいかがですか?