もう半月も前の出来事ですが、サマワで取材をしていた日本人フリージャーナリストの橋田信介さん、小川功太郎さんが銃撃されお亡くなりになりました。冥福を祈ります。
本当に心が痛む事件です。
取材をしながらボランティア活動もされていた事がわかりました。取材を通じて知合った、目を負傷した少年の手術を日本で行えるように手配をされていたんですね。
この少年が日本にやってくるというニュースを見た時には、驚きと同時に、涙があふれてきてしまいました。私はジャーナリストという報道の仕事だけをこなしているだけであると思っていたからです。
ジャーナリストである前に、一人の温かい心を持った人であったという事ですね。
この様な素晴らしい方々が命を落とされた事が本当に残念でなりません。
ご遺族の方も、とても気丈でした。
「覚悟をしていた」とは言っても、辛い心境には変わりないでしょう。なのにとても気丈でした。
亡くなったお二人の行動、ご遺族の姿を見て、なんというのでしょう、大和魂というのとはちょっと違いますが、日本人の美というか、日本人の心というのか、何かとても美しいものを見たような、そんな気がしました。
今年4月の3馬鹿サヨク連中による、おかしな人質事件があったばっかりでしたから、余計に素晴らしいものを見たと思います。そして、素晴らしいものを残してくれたと思います。
今日、その目を負傷した少年、モハモド君の目の手術が無事に成功したというニュースを見ました。きっとお二人とも天国で喜んでいる事と思います。
しかし、もし、神がいるのなら、私は神の前でこう叫ぶでしょう。
「主よ、バカヤロウだあんたは。どうしてこの様な素晴らしい人達をこの世から消してしまうのだ。彼らは真実を伝えようとしていただけだというのに、何が気に入らないというのだ。」
「あんたなんぞクソ食らえだ。もう沢山だ」
と、「ザ・ホワイトハウス 2」の最終回のバートレット大統領になりきってみました。
今回も自己責任を問う声も聞かれましたが、私は問う気にはなれません。死人に鞭打つような事はしたくないから、とかそういう理由ではなく、この前のサヨク3馬鹿連中とは質が違うからです。違い過ぎます。
サヨク3馬鹿連中と家族達は、ボランティア・フリージャーナリスト・NPO代表、という、聞こえの良い仮面をかぶって善人面し、己の主張である自衛隊撤退を達成する為に、わざと危険なイラクへ行った(行かせた)のです。
聞こえの良い仮面の下は、国の方針を覆させよう、貶めようとするサヨク活動家です。
けれども、今回亡くなられたお二人は違います。
お二人とも自分の主義や主張は持っていることでしょう。しかしそれは抑えて、イラクの現場の事実を伝えようとイラク入りしたのです。それは、橋田信介さんの著書「イラクの中心で、バカとさけぶ」(アスコムより平成16(2004)年1月発行)を読むとわかると思います。
「絶叫して正義を訴える事はしない」「戦場記者は戦争を語ってはいけない」…この一文を読むだけで、真のジャーナリストだった事がおわかりいただけるのではないかと思います。
イラク入りの目的が違うのです。国の方針を覆させよう、国を貶めようとした人間には自己責任が問われて当然ですが、真のイラクを伝えようとされたかたに、自己責任を問う気にはなれません。
橋田信介さん、小川功太郎さん、お二人とも私はこの事件があるまで存じ上げませんでした。この事件で名が知れた事、それまでの活動が認知され評価された事がとても残念に思います。
「主よ、あんたは無慈悲だ。」
お二人とも、どうぞ安らかにお眠り下さい。