ひゅ〜ん

【リタイヤ】


運輸省は11月14日付官報で、戦後初の国産旅客機YS-11を、2006年12月末までに国産旅客線から引退させると告示した。

現在18機の旅客機が就航しているが、老朽化が激しいうえ、衝突防止装置など最新の安全装置を備えていないことから今回の告示となった。


という雑誌記事を目にしました。YS-11。誰もが聞いたことのあるこの名前。


以前、NHKの「プロジェクトX」でもこの開発のエピソードがとりあげられていて、クボジュンのあっけらかんからんからんトークで、なんとも言えない、かる〜い番組に仕上っていましたとさ。あ〜あ。


このYS-11、民間エアライナーとしてはエアーニッポン(ANK)が6機、日本エアコミューター(JAC)が12機を保有しているそうな。このうちANKは2001年度中にすべて引退させてしまうことが、けって〜い!!(欽ちゃん風)。


JACは詳細不明。でも、2006年を前に引退する可能性大。


ということで、11月号より970円から1,050円に値上がりした、見やすい2色刷り(色盲の人はどうする)のでっかいJR時刻表をみてみちゃう。でもって、指にツバをつけながら航空ダイヤのページをめくって調べてみちゃう。ペッ。


その結果、YS-11の運行されている路線は次の通り。



以上の路線で運行中なのだ。こうみると、あまり利用しそうな路線ではないんだなあ。観光目的で、ちょっくら大島までいってみちゃう? 片道10,500円40分ナリよ。


ちなみに、防衛庁、海保などで運用している政府保有機は32機。こちらは対象外のようなので、しばらく飛ぶ姿は見られるみたい。だけど、まず乗れないと思って間違いない。年に一度、航空自衛隊入間基地で、YS-11の体験搭乗をしてるけど、抽選はかなりの高倍率。∴なかなか当選しない。よって、今年も抽選にもれたし。


YS-11に乗っておくなら今だよ。そのうち、テレビなんかで報道されようもんなら、はい、即満席。


ではここで、軍事オタクのえのもっちんが航空自衛隊のYS-11を解説します。いやでも付き合えよな。


航空自衛隊ではYS-11P(PはPersonの意)として人員輸送に使用されてる。内装は叶姉妹よりもゴージャスではないけど、ソファーが設けられていたりして豪華。防衛庁のおえらいさんを乗せたり、各国首脳を乗せたこともあるんだって。だけどわずか2機だけ。


他は一体何をしているかというと、航空保安施設(無線誘導装置)などの点検をする、フライトチェック機になって自衛隊の基地を巡回してる。


ベールにつつまれているのは、電子戦支援隊のYS-11EA。それと電子飛行測定隊のYS-11EB。電子戦支援隊は電子妨害などの電子戦訓練を任務とした部隊、電子飛行測定隊は電子情報を収集する部隊。こんなところで使われている。特に、電子飛行測定隊のYS-11EBはカラーリングもグレーで、まったく他のYS-11とは雰囲気が違う。とにかく怪しくてヤバイ雰囲気いっぱい。


というように「輸送」という部門からはほど遠い所で活躍中なのです。


そんなわけでYS-11のお話しでしたが、最後に、私が8年ぐらい前に、たまたま聞いていたラジオに、YS-11を開発担当した方が出演していて、そこで話していた事を最後に載せましょう。ただし、ウロ覚えです。


「YS-11」・・・ワイエスじゅういち。全国民が「ワイエスじゅういち」と呼びます。しかし、正しくは「ワイエスいちいち」というのです。


このYS-11の「Y」「S」は「輸送機設計(チーム)」(Yusouki Sekkei)の頭文字を意味しています(チームがついたかどうかはウロ覚え)。


そのYusouki Sekkeiが開発した1番目のタイプなので、YSのあとに1をつけ、YS-1(ワイエスいち)にしたと言うわけです。


二桁目の1は、はっきりと覚えていないのですが、主翼に関係するところからきていたように記憶しています。


主翼面積だったか、それとも主翼の形状(直線翼)を現していたのか、ここだけがはっきりと思いだせないのですが、主翼に関係することを数字で現して、1をつけたとおっしゃっていたと思うのですが...


とにかく「ワイエスじゅういち」ではなく、「ワイエスいちいち」と呼ぶのが本当の正しい呼び方なのだ、というのは本当だす。


航空機マニアのなかでも、この事実を知る人はあまりいませんし、もちろんこう呼ぶ人はほとんどいません。YS-11を見て「ワイエスいちいち」という人がいたら、キザなやつ、と思ってください。


で、「ワイエスいちいち」に、私と一緒に乗ってみたいという危篤、じゃなかった、奇特な方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。遊びに行こうではありませんか。そのうち乗れなくなってしまう「ワイエスいちいち」に今のうちに乗っておきましょう。もし、「ワイエスいちいち」の機内で私を見かけたら、一言いってやってください。「おいキザ野郎!」。キダタロー(なにわのモーツァルト)ではありません。♪に〜じのワイドショ〜


ぢゃね。

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